top of page

 

 

「アート/ケア/文化政策」研究会 第5回公開研究会 
場づくりとしてのコーディネート:福祉事業所×アーティストの場合

日時:2023年7月7日(金)18:30~(Zoom待機室18:20開場)

​下記申込みフォームよりお申込みください(参加費無料)

 さまざまな領域で、コーディネーターの必要性が叫ばれています。その一方で、コーディネーターの活動は実に多様で、その専門性や実践知は曖昧で捉えにくく感じられます。コーディネーターは何を見て、何をしているの?アーティストと参加者だけで行う「場づくり」とはどう違うの?絶妙なコーディネートは、カリスマ的な人にしか為せない業なの?今回の研究会では、こうしたコーディネーターにまつわる疑問や現状・課題を参加者のみなさんと一緒に考えていきます。
 「アート/ケア/文化政策」研究会では、ケアやアートを美化するだけでなく、そこに潜む力関係にも注意を払ってきました。アーティストが様々なケアの現場に入る際、これまでの関係性や規範を問い直したり、新たな価値を発見したり、現状を変革したりといった契機が訪れることが期待されます。しかし、そうした契機は偶然に訪れるのではなく、事前に念入りに「場」を耕しておくことが不可欠です。今回は、長年アーティストワークショップの実践と研究に携わる竹丸草子と、竹丸とプロジェクトを行った二人のアーティスト・大西健太郎と水内貴英が、福祉事業所での活動をもとに、コーディネーター(竹丸)とアーティスト、双方の立場から、「場づくり」の困難と工夫を語り合います。

 

大西さん写真 (1).jpg

©Ayaka Umeda

水内さん写真 (1).jpg

竹丸草子(プロジェクトコーディネーター/NPO 法人芸術家と子どもたち・アドバイザー/明治学院大学非常勤講師 )

北海道函館市生まれ。アートプロジェクトにおけるアーティストワークショップを中心に実践・研究している。コーディネーターの実践的な場づくりの知見を社会につなげていくための活動を探求中。博士(造形)

大西 健太郎 (ダンサー / パフォーマンス アーティスト)

その場所・ひと・習慣の魅力を発掘し出会う過程を通じて「こころがおどる」風景を舞台にパフォーマンス作品を制作する。東京藝術大学大学院 先端芸術表現科修了。路上ダンス・パフォーマンスシリーズ〈風〉。こども創作教室〈ぐるぐるミックス〉主宰。手話をもとにした詩の朗読表現に着想した〈手レよむダンス〉。障がい福祉施設での〈「お」ダンスプロジェクト〉を展開する。

水内貴英(美術家)

1979年岡山県生まれ。武蔵野美術大学中退。作品が関わる場所や状況に呼応するように、さまざまな手法・素材を用いた作品を国内外で発表している。 また、ワークショップによって起こる出来事や立ち現れる空間もまた作品であるという考えのもと、大規模なワークショップも数多く手掛けている。 主な出展は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟県)、「ROMANTIC ROUTE3 台三線芸術祭」(台湾)など。

問い合わせ先:「アート/ケア/文化政策」研究会 

※本イベントはカルチュラル・スタディーズ学会の若手研究会活動助成を受けています。

bottom of page