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日本文化政策学会第16回年次研究大会企画フォーラム
「アート/ケア/文化政策」研究会 第4回公開研究会 
Anti-Oppressive Practiceの視点からアートの現場を共に考える:逡巡する時間と空間をめぐって

日時:2023年3月18日(土)10:30~12:30 (UTC+9) 、会場受付開始 9:30

会場:芸術文化観光専門職大学(CAT)教育研究棟3階

アクセス:兵庫県豊岡市山王町7-52     (オンライン配信無し)

企画フォーラムのみご参加の場合申込・参加費不要。

※その他プログラムにもご参加の場合は申込フォームをご確認ください。

 現在、日本の文化政策は、一方で文化観光や文化GDP、「稼ぐ文化」といった経済的合理性や効率性を重視する新自由主義的性格を強めながら、他方では、SDGs のような誰一人排除しないとする社会包摂的な活動をも促進させている。「アート」には様々な矛盾や難題を解決する万能薬のような役割が期待されるが、アートが開くのは、解決策に向かって一直線に進む場ではなく、人々が逡巡できる時間と空間ではなかろうか。

 本フォーラムでは、二木泉氏(カナダ、トロント大学大学院社会学部博士課程在籍、オンタリオ州認定ソーシャルワーカー)をゲストスピーカーに迎え、ソーシャルワークの文脈で発展してきたAnti-Oppressive Practice(反抑圧的実践)を参照しながら、アートの現場を捉えなおす。これまでの「アート/ケア/文化政策」研究会の議論を振り返りつつ、「支援する/される」の関係性を固定化せず、人々の逡巡に向き合う時間と空間の可能性や課題を共に考えたい。

ゲストスピーカー:二木泉 (にき・いずみ)

大学卒業後、民間企業を経て、国際基督教大学博士前期課程修了(行政学修士)。介護福祉士として認知症専門デイサービス、訪問介護、専門学校講師などに従事。2014年に小学生の子ども2人と共にカナダに渡り、トロント大学大学院に留学(ソーシャルワーク修士)。現在はトロント郊外の高齢者入所施設にてレク担当スタッフとしてアクティビティケアを実践しながら、トロント大学博士課程(社会学)に在籍。著書に「脱『いい子』のソーシャルワーク―反抑圧的な実践と理論 」(現代書館・共著)。

二木さん写真.jpg

企画者 :「アート/ケア/文化政策」研究会

齋藤梨津子(シンガポール国立大学)、南田明美(静岡文化芸術大学)、風間勇助(東京大学)、大蔵真由美(松本大学)、竹丸草子(長岡造形大学)

問い合わせ先:「アート/ケア/文化政策」研究会 

※本フォーラムはJSPS科研費22K13019, 20J22827の助成を受けています。

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